*** 1リットルの涙 最終話 ******
2005年 12月 21日
第11話 遠くへ、涙の尽きた場所に
昨夜生で見たのですが、今じっくりと感想を書いています。
なんか見終えた後に、すごく爽やかな気持ちになったんですよね。
最後に泣いて泣いて、泣き収めだー!と少々意気込んでテレビに向かったのだけれど、涙すらしたものの、最終回にして初めてすごく冷静に見れました。
今まで辛い悲しい場面もたくさんあったけど、これまで頑張って生きてきた亜也の一部始終をしっかり受け止めて見てきたからかな。
病院での麻生教授と遙斗のシーンが穏やかで、すごく良かった。
「頑固で、意地っ張りで、不器用で・・・。だから心配だった。お前は私に似てるから。
もう何も言わない、自分の信じたことをやりなさい。お前はもう充分大人だ。」
息子を導いていたつもりが、いつのまにか子供はしっかりと自分の足で立っていた。
同じ年頃の子供を持つ 潮香さんの思いも同じだったのでしょう。
「親が子供を育てているなんて、おこがましいのかもしれないですね。
きっと、私の方が育てられてるんです」。
私をはじめ おそらく日本中の多くの親たちが、この台詞にコクンと頷いたことでしょう。
水野先生の医療への真摯な思いも更に深く描き出されていました。
「僕だって何もわかってなかった。でもあきらめたくないと思った。
患者があきらめてないのに、医者があきらめられるわけ無いよな。」
医者もまた患者と接することで、感じ学ぶことが多いのですね。
「見捨てないよ、と言う言葉が どんなに心強いか。
先生ありがとう、私を見捨てないでくれて。」
最初は野心の塊でだった水野先生のハートをあったかくしたのも、病気と闘う患者たちだった。
歩けなくなって、言葉も話せなくなって、唯一残された「書くこと」さえも奪われて。むしろ映像で短縮されたこの5年間に思いを巡らしてしまいます。亜也さんは何を感じ何を思ったのか、それは彼女にしかわからないことなんだけれど、5年って長いよね。
麻生君が研修医を呼び止めて言った台詞が印象的だった。
「もっとちゃんと勉強してください。あいつ身体うまく動かせないけど、うまく話せないけど、幼稚園児じゃありません。頭の中はあなたと一緒です。ちゃんとわかりますから。」
亜也はこの5年間も変わらず 周囲の人々の愛に包まれながら、一生懸命前を向いて行き続けたのだと思います。
いっぱい、いっぱい頑張ったね、亜也ちゃん。
日記は今私が生きている証だから
この言葉が強く胸に残っています。
亜也さんの姿は見えなくなっても、こうやって日記に命が吹き込まれて、長い時間がたった今でも たくさんの人々に生きる希望や、勇気、そして つい忘れてしまいそうになる 当たり前のありがたさを伝えてくれています。
ありがとう、木藤亜也さん。
そして 彼女の存在を知り、「今」を見つめ直させてくれたこの作品に 感謝したいと思います。
昨夜生で見たのですが、今じっくりと感想を書いています。
なんか見終えた後に、すごく爽やかな気持ちになったんですよね。
最後に泣いて泣いて、泣き収めだー!と少々意気込んでテレビに向かったのだけれど、涙すらしたものの、最終回にして初めてすごく冷静に見れました。
今まで辛い悲しい場面もたくさんあったけど、これまで頑張って生きてきた亜也の一部始終をしっかり受け止めて見てきたからかな。
病院での麻生教授と遙斗のシーンが穏やかで、すごく良かった。
「頑固で、意地っ張りで、不器用で・・・。だから心配だった。お前は私に似てるから。
もう何も言わない、自分の信じたことをやりなさい。お前はもう充分大人だ。」
息子を導いていたつもりが、いつのまにか子供はしっかりと自分の足で立っていた。
同じ年頃の子供を持つ 潮香さんの思いも同じだったのでしょう。
「親が子供を育てているなんて、おこがましいのかもしれないですね。
きっと、私の方が育てられてるんです」。
私をはじめ おそらく日本中の多くの親たちが、この台詞にコクンと頷いたことでしょう。
水野先生の医療への真摯な思いも更に深く描き出されていました。
「僕だって何もわかってなかった。でもあきらめたくないと思った。
患者があきらめてないのに、医者があきらめられるわけ無いよな。」
医者もまた患者と接することで、感じ学ぶことが多いのですね。
「見捨てないよ、と言う言葉が どんなに心強いか。
先生ありがとう、私を見捨てないでくれて。」
最初は野心の塊でだった水野先生のハートをあったかくしたのも、病気と闘う患者たちだった。
歩けなくなって、言葉も話せなくなって、唯一残された「書くこと」さえも奪われて。むしろ映像で短縮されたこの5年間に思いを巡らしてしまいます。亜也さんは何を感じ何を思ったのか、それは彼女にしかわからないことなんだけれど、5年って長いよね。
麻生君が研修医を呼び止めて言った台詞が印象的だった。
「もっとちゃんと勉強してください。あいつ身体うまく動かせないけど、うまく話せないけど、幼稚園児じゃありません。頭の中はあなたと一緒です。ちゃんとわかりますから。」
亜也はこの5年間も変わらず 周囲の人々の愛に包まれながら、一生懸命前を向いて行き続けたのだと思います。
いっぱい、いっぱい頑張ったね、亜也ちゃん。
日記は今私が生きている証だから
この言葉が強く胸に残っています。
亜也さんの姿は見えなくなっても、こうやって日記に命が吹き込まれて、長い時間がたった今でも たくさんの人々に生きる希望や、勇気、そして つい忘れてしまいそうになる 当たり前のありがたさを伝えてくれています。
ありがとう、木藤亜也さん。
そして 彼女の存在を知り、「今」を見つめ直させてくれたこの作品に 感謝したいと思います。
by chicchi88
| 2005-12-21 23:47