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by chicchi88
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***  1リットルの涙  6  ******

第6話 心無い視線

今回の主演女優賞は亜湖こと成海瑠子ちゃん。文句なしうまいっ!
予告でおおよその見当はついていたものの、泣かせてくれました。

今回は人々の亜也に向ける奇異や同情の視線に、悩み悲しむ一家の様子が描かれていました。
友達から姉のことで冷やかされ、サッカーの試合に無理して来なくてもいいと亜也に言う弟ヒロ。それに気づいた亜湖はヒロを諭す。

「もし私が亜也ネエ見たいな病気になったら、あんなふうに外に出る勇気はないよ。
あんなふうに笑ってられないよ。
あたし初めて亜也ネエってすごいって、本当にそう思った。
そんな風に思ってるあんたの方が、よっぽど恥ずかしい!」


その心からの言葉は、ヒロの心に深く突き刺さったんだよね。
その後のお父さんがまた良かった!

「おまえ、今おまえのココ 痛ーよな!」

強く抱きしめてくれたお父さん。亜湖のときもそうだったよね。
どんな時も道しるべになり、しっかりと受け止めてくれる家族がいるからこそ軌道修正が出来る。ほんとうにこの家族はあったかい。

ヒロを気遣い、試合には用事が出来ていけないと言う亜也。
しかし試合当日、亜也が起きると机の上にはヒロからの「ご招待券」が。(←もといご招侍券・爆)
そこには「絶対来てね」と書いてあった。今更気恥ずかしくて、面と向かって言えないヒロの精一杯の誠意だったのでしょう。

そしてサッカーの試合当日。亜也が何時間もかけて刺繍してくれたネームの入ったユニフォーム。それを着たヒロの姿は誇らしげでした。(^^)
「さすが俺の子だ」を繰り返すお父さん。応援席でHGしなくて良かったです(爆)

今回一番考えさせられたのは「同情」について。
一家を守るお父さんでさえ、世間の視線や同情にとまどうのは無理もないこと。
しかしお母さんの言葉に救われます。

同情がそんなにいけないこと?
同情って人の悲しみや苦しみを
自分のことと同じように思うことでしょう。

偏見や差別の視線に負けないでほしい。乗り越えてほしい。
でもね、中には本当の思いやりを持った視線もあると思うの。
それはちゃんと わかる子でいてほしい。


ほんのちょっと考え方を変えるだけで、心が柔らかくなる。母の包み込む慈愛の深さにに感動しました。
その言葉にハッとするお父さん・・・。

「俺って小ちぇーなー!」

同時に私の胸もチクリと痛みました。
待ち行く人やバスの中での亜也への視線、私も同じような視線をおくったかもしれない。
お父さんと同じような立場だったら、同情を恥じたかもしれない。
でもその同情は、いずれ本当の"思いやり"に変わりえる可能性だってあるのでは?
さりげなく手を差し伸べられるような、そんな人間になりたいと思いました。

そういう意味では、麻生君は亜也のひだまりみたいな存在なんでしょうね。
バスに乗り遅れそうになってもギリギリまで見守って、あえて手を貸さなかった彼が
とても優しく感じられました。





亜也の病気の進行の早さに焦りを感じた水野は、リハビリの田辺に
若年性発症の症例に詳しい教授を紹介してほしいと頼み込む。
今回は「視線」の演技が際立った水野先生でした。
田辺先生デカすぎっ!(笑)

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by chicchi88 | 2005-11-16 09:49